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冬物語〜クリスマス・キャロルが響いて 「夜なのに、結構人いるね?」 「クリスマスだし」 家に帰ると、また、ふたりがただの姉弟へと戻ってしまいそうだったから、森林公園へと足を踏み入れた。 この時期だけイルミネーションで飾られた木々の間を歩いて、池のほとりを歩いて……すごく寒いけれど、なんだか、とっても、幸せ。 繋いだ尽の手が、暖ったかくて、どきどきする。 すごく、ヘンな気分。 すごくすごく、不思議な気分。 公園内のどこのベンチも、アツアツの恋人達が多くて……気後れする私に気付いたらしい尽は、くすくす笑う。 「俺達も、あんな事、する?」 尽がくいっと顎で示した斜め後ろのベンチでは、女の子が男の子の膝の上に座って、大胆にキス、してた……。 うっ……すごい……。 そっ、そんなの……そんなの、できない、もん……。 カーッと赤くなった私だけれど、次の瞬間、目の前に尽の顔があって……かすめるような口付けを受けた。 ……つ、尽っ!? 「……うん。ねえちゃんが、あんな事できるとは思えないけどね。これくらいは、させてくれてもいいだろ?」 ……っ! なんていうか、その……そりゃあ……嫌な気分じゃなくて……ちょっと……ううん、かなり嬉しい気も、する、ケド……。 尽……あんた、まだ中学生のくせに……慣れてるね、こういう事。 ちょっと、唇を尖らせて呟くと、尽は目を丸くした後、肩をすくめた。 「キスくらいで、そんな事言われたくないな」 唇が、思い切り何か企んでる形に崩れてるっ! なっ、何かな!? 「ううん、別にぃ。ただ……もっと、先までさせてくれたら、俺の経験値がどの程度か分かるんじゃないかなぁ、とか、思ってるんだけど?」 もっと、先? えーと? 「まぁ……」 首を傾げてしまった私に、尽は深い溜息をついた。 「鈍いねえちゃん相手だから、俺も、気長に行くつもりだけどね。とりあえず、ねえちゃんに自覚できたから、安心は安心だしぃ」 鈍いのは自覚してるけど……なんで、そういう風にバカにするかな、尽っ! 「バカにしてるわけじゃないけどさ……ねえちゃん、それじゃ、恋人達の夜に流されて、俺としてくれる?」 …………? してくれる? する? なにを? 尽、ホント、わけワカンナイ事言わないで、もっと、こう、鈍い私にわかるように、ちゃんと言ってくれなきゃ! ……って、私、思い切り自覚してるから……バカにされても仕方ないのかなぁ……ううっ。 私の反応に、尽は声を上げて笑った。 だからさ、ひとりでうけてないで、ちゃんと説明! 「説明してもいいけど……後悔しない?」 私が後悔するような事なの……? それじゃあ、いい……でも、気になるけど……。 私の態度に、やっぱり、尽はひとりで受けてる。 ううっ……なんでかなぁ………。 開いているベンチを見つけた私達は、そこに腰掛ける。 少し遠くに、植物園の灯りが見えていた。イブの夜は、遅くまでしているみたい。 空は星がキラキラ輝いていて、ホワイトクリスマスなんてありえそうもないな。 「メリークリスマス……」 ぼそっと尽が呟く。 「冬ってさ、寒いから……暖かいものが恋しいんだな。クリスマスってその口実だよな。暖かい部屋で、暖かい相手と、暖かい時を過ごすんだ」 握った私の手を、更にきゅっと強く握り締める。 「ねえちゃん……俺さ、今日、ねえちゃんとふたりきりになる機会があったら、ねえちゃんに告白するつもりだった。それで、ねえちゃんに本気で拒絶されたら……ねえちゃんから離れる努力してみよう、って思ってた」 はあっ、と、大きく吐き出した息が、白い塊になってゆるゆると周囲に分散する。 「だから……これ……」 「……え?」 目の前に差し出された、包み……私、目を丸くした。 「クリスマスプレゼント。受け取って、くれるだろ? ホントは、告る時に渡すつもりだったから、前後しちゃったけどさ……」 小さな包み……そっと受け取って、ラッピングを解いて……綺麗な化粧ケースを開けた中から出てきたのは……。 「え? 指輪……」 「うん。これでも、かなり頑張ったんだ」 赤い石と緑の石がついた、可愛くて綺麗な指輪。 なんだか、結構、高そうなんですけど……こんなお金、どうしたの……!? 「バイト」 「え? だって、そんな気配なくて……」 「気付かれたら、元も子もないじゃん。それに、どんなバイトしてるの、って聞かれたらマズイし……」 って………。 「……どんなバイト、してたの?」 私、にっこり笑って言うと、尽は、薮蛇、墓穴、と呟いて、目を塞いで……開いて、笑った。 「まぁ、そんな話はいじゃん。それより、はめてみてよ、それ。指のサイズ、大体いいと思うんだけど」 気になるけど……すごく気になるけど……尽は、にこにこ笑顔で、私の質問に答える意思が皆無だと伝えてくる。 仕方ないな……でも、また後で追求するからっ! 私、指輪を手にとって……どの指にはめるのか考えた後、とりあえず、右手の人差し指にはめてみた。 うっ……無理。 次に、右手薬指……ちょっと、厳しい。 中指も……無理だよねぇ。 左手……人差し指。あ、入った。 左手の人差し指にはめて、それを尽に見せると……尽は、はぁ、って溜息ついて、頭を抱えちゃった。 なんで!? 「まぁ、そこにはめてもいいんだけど……できれば、俺としては……」 私の手を取って、指輪を外して……今度は、左手の薬指に……。 「ここに、はめてほしかったな。ほら、ぴったりじゃん」 左手の薬指……。 永遠の約束を交わす、指輪。 その意味を理解して、私……顔を真っ赤にしちゃった。 だって、なんか………。 左手の薬指にぴったりはまって、キラキラ光る指輪を見て、真っ赤に顔を染めた私に、尽はキスをする。 「これは、まだ、手付……」 手付……? 「そ。もっと、ちゃんとしたのは、俺が誰もが認めるイイ男になってから」 これだけでも、十分嬉しいよ。 でも……私、何も用意してない。 ごめんね。 「気にしなくてもいいけど……もし、気にしてくれるなら………ねえちゃんが欲しい、な」 え? 私が欲しい、って? えーと……どうやって、あげればいいのかな? だって、私は私で……まさか、どっか切り取って……!? あ、いや、髪の毛くらいないなら……。 私の返答に、またも尽、大受け。 受けようと思って言ってるわけじゃないんだけどぉ!!なんで!? 「そんな、ねえちゃんだから、さ…………」 目に涙までためて笑い続ける尽は、不意に私の体を引き寄せる。 きゅっと抱き締めて……私を自分の胸の中に覆う。 ああ、尽って……やっぱり、男の人なんだ、って、また改めて思っちゃってると……尽の顔が、降りてきた。 間近に尽の整った顔があって、薄い唇がゆっくり動く言葉を私は全身で受け止める。 「……愛してる……」 重なった唇。 徐々に深く重なりながら、私の唇をなぞる尽の舌が、私の中に入っている。 尽の熱が、私の体の奥のほうから暖める。 すごく、すごく……心地いいの。 だから、私も、尽の背中に腕を回して……彼に合わせるようにそっと舌を動かした。どうやったらいいかなんて、分からないんだけど……でも、すごく、気持ちイイ……。 目を塞いじゃってるから何も見えないんだけど……でも、尽の温もりや絡まりあう暖かな舌の感触が、私を蕩かしていく。 チョコレートみたいにとろとろに融けていって、尽の中に吸収されていくみたい。 融けていってもいい……尽の腕の中でなら、融けちゃってもいい、って、そう思った。 だって、例え私が跡形無く融けちゃっても、尽ならちゃんと私を私に繋ぎとめてくれるから……。そう、信じられるから。 離れがたく離れた唇から吐き出されたふたりの吐息は、白い蒸気となって闇の中に立ち上った。 少し遠くから、音楽が聞こえる。 クリスマスの生演奏が、冷たい静寂の空気を震わせて、伝わってくる。 賑やかで、暖かな音楽に……私達は微笑み合った。 「なあ、ねえちゃん……」 甘いという表現がぴったりな尽の声音に、私の身体は痺れるように震えた。 「……夢じゃないよな?」 「ん……多分……」 尽の身体にもたれかかりながら、うっとり呟く私の身体を尽は更に強く抱きしめた。 なんて……幸福。 そうか、これが、恋なんだ……。 好きな相手の温もりを、こんなにも感じられる……幸せ、だね。 相手が、尽だっていうのはかなり問題な気もするけど………と、ちょっぴり冷静な私もどこかに残ってて、微かな突込みをいれるけど……でも、この幸せを今更放棄できないよ。 「尽……あのね……」 「何?」 「うん……明日から、私、どんな顔してあんたと会えばいいのかな?」 ぽつりと呟く真剣な私に……またも、尽の笑い声が響いた。 ううっ……結局、私って、何が何でも尽に笑われちゃうのね……。 「いつも通りでいいよ、家では、ね。けど、ふたりきりの時は……覚悟、しといてよね」 覚悟? なんの? 「うん。そのうち、分かるから……」 声はなくても、その笑いが震える体から直接響いてきて……私は、頬を膨らませた。 一体、何だっていうのぉ!? まぁ……いいけど……。 でも……ホント、明日からどうしよう。 ひとつ屋根の下、弟で……でも、恋人がいるなんて……。 なんだか……なんだか、それって、きっと……とってもどきどきする幸せ……かも、しれないね。 クリスマス・イブ翌日……つまり、クリスマス当日から尽は言葉どおり、それまでと何にも変わらない態度で私に接してくれた。 ほっとしたような……ちょっと、寂しいような。 そう、何となく寝付けないまま目覚めたクリスマスの朝……葉月くんからのメールが来た。 エリカちゃんが、姫条くんとなっちんに迎えられて帰ってしまった事の報告、その時に、姫条くんなっちん共々、お家を片付けていったから、片付けに私が来る必要がない事。それから……以前どおりの良い友人でいよう、って……。 ちょっと、切なかった。 でも……葉月くんの底なしの優しさが嬉しくて、ありがたくて……私、葉月くんにとって、いい友達であり続けようと、そう思った。 それにしても、葉月くん、私の好きなのが弟の尽だと分かっても……変に思わなかったのかな? やっぱり、度量が深いや。 ついでに、なっちんからもメールが入っていて…… 『メリクリ! 昨日の夜はどうだったのさ!?』 って……何が? なっちんのメールは意味不明。 とりあえず、返事は返しておいたけどねぇ……。 あと……両親が出かけて、家にふたりきりになった頃、尽がやっと本性(?)を表しだした。 リビングで朝食後のお茶を飲む私の傍につっと近寄ってきて……。 「ねえちゃん」 って、いきなり腰にしがみついてきたのっ! お茶、こぼすじゃないっ!? 「親父達がいない間くらい、恋人でいさせてよ」 にっと笑って私を見上げてくる尽に、私、顔を赤くしちゃう。 だって……見慣れた家にいて、そこで見る見慣れた弟相手のはずなのに……その全てが違って見えて……戸惑っちゃうのよ。 私の膝枕を嬉しそうに堪能している様子の尽を見て、私は頭の中にいくつか回っている疑問を取り出した。 私、昨日から引っかかっている事あるんだけど、聞いても、いい? 「なに?」 私の膝枕でくつろぐ尽を見下ろして、私、頬を膨らませながら呟いた。 「なっちんって、もしかして……知ってるの?」 「あ?」 「だって、尽の好きな人知ってるって……。相談された、って」 私の言葉に、尽は渋い顔をした。 あ、やっぱりそうなんだ? でも……なんで? なんで、なっちんに相談するの? 「……だって、あの人が、一番の手ごわいライバルになりそうな気がして、さ」 なっちんがライバル? あ〜……でも、そうね、尽と似たところあるから……。 私が呟くと、尽は露骨に嫌そうな顔をした。 なっちんと似てるなんて……嬉しくないんだ……? 尽はにっこり笑って、無言を通した。 うう〜ん……まぁ、大体誰でも、自分と似た相手は苦手、だろうな……しかも、尽もなっちんも我が強いから、長い間一緒にいたら、絶対ぶつかり合っちゃいそう。 「まぁ、それはいいとして……俺達の事、今知っている人間以外には他言無用、だよな?」 「そりゃ……」 葉月くん、なっちん……エリカちゃん。 みんな、私達を認めてくれたみたい。 そりゃ、色々言いたい事もあっただろうけど……私だって、冷静に考えれば、色々自分自身に突っ込みたいもの。 けど……でも……やっぱり、尽といるのは幸せだから。 私の膝枕をしながら、尽はうたた寝を始め……私も、その幸福な世界になんとなくうとうとしていると、テーブルの上に置かれた私の携帯から突然、けたたましい着信音がした。 相手は、なっちん。 『やほー! で、昨日、葉月くん家に泊まらなかったって事は、尽と一緒!?』 ……あぁ……いきなり核心っすか!? 『あんたも、終に、か。まぁ……お互い本気だってんなら、第三者が何にも言う事ないけどねぇ……修羅場だけは、カンベンね!』 なっちん、他人事だからって、そんな……。 『他人事でもないわよぉ。だって、アタシだって巻き込まれてるわよ。尽が指輪買うための資金調達用のバイトも斡旋してあげたしぃ』 あ、そうだ。 その尽のバイトだけど……一体、何さ? 『あれ? 本人から聞いてない?』 なっちんの口調が、とても面白がるものへと変わる。 私もだけど、尽も大概なっちんに遊ばれてるんだな。 尽が、なっちんに似てる、って言われて嫌な顔する理由はここらへんか? 『本人に聞いてみて。アタシの口からはとても……じゃ、そういう事でっ!!』 あああっ! もぉ!いきなり携帯切っちゃうし。 ……って、尽、あんた、なんで、逃げようとしてるの!? リビングのドアからそぉっと出かかっていた尽を、じとぉっと睨んで、引き止める。 「何の、アルバイトしてたの?」 にっこり笑顔の私に、尽は息を飲んだ。 笑顔の下では、怒ってるんだから! 何で、そこまで内緒にするのぉ!? 「……半月かそこらで、あの指輪買おうと思うと、やっぱ、それなりのバイトしなきゃ無理なわけで……」 観念した尽は、溜息をついて、話し出す。 でも、私の目を見る事はしない。 「もしかして……夜のお仕事とか!?」 私の言葉に、尽はビクンとする。 え? 図星?! だって、あんた、まだ中学生だよ!? 「や、でも、酒とは飲んでないし! なんとうか、その、奈津美さんの知り合いのお店で……ヤバくはなかったんだよ、全然。絶対、風俗とかではないし」 風俗って……そりゃ、当たり前でしょ!! でも、いつ、そんな時間があったの? 「夜、早い目に寝るふりして窓から出て行て、窓から帰ってきて……」 あぁ、それで……様子が変だったわけね? で、職種は? まさか、肉体労働系? 工事現場とか? 「………精神労働系」 それだけ言うと、尽は押し黙っちゃった。 一体、何のアルバイト!? 気になりすぎるってばぁ!! と、私が尽を問い詰めつづけていると、メールの着信があった。 またもなっちんから。 本文はなく、ただ、そこに添付されてた写真を開けたら……。 うん? これ、誰? あらら、すごく綺麗な女の人……。 綺麗な女の人……? 女の、人………?? 女の………………。 携帯画面に釘付けになって押し黙った私を見た尽、何か嫌な予感を感じたらしく、慌てて、私の携帯を奪い取って、その写真を見て……。 「あああああ、もぉ!!奈津美さんはっ!」 絶叫した。 綺麗な、女の人………………………………に、扮した、尽………に、見えたような……。 呆然としながらぽそっと私が呟くと、尽は、顔を真っ赤にして……私を抱きしめてきた。 唐突! 「ねえちゃん、忘れて。これ、見なかったことにっ!!」 言いながら、きゅっと、きゅぅっと私を抱きしめる。 うぅ………尽の女装疑惑はとっても気になるけど……尽の胸の中に囚われてしまって……それどころじゃなくなったりして……。 しかも、どさくさに紛れて、というか、紛れさせようとしてるのか、キス、してくるし……って、ムードも何もあったもんじゃないけど、それでもときめいちゃうのが、恋……なのかも。所詮、恋愛初心者だし……私。 うう〜ん、うまく尽に誤魔化されてる気もするけど……。 再び、なっちんからのメールの着信があったけれど……携帯は尽に奪われたままで、内容は見られなかった。 尽は、必死でアルバイトの事を隠しつづけて、あの手この手で私に問い詰めさせないように奮闘していたけど……ごめん、パソコンメールでなっちんから真相が届いてた……。 夜のお仕事には違いないんだけど……中学生がしちゃいけないバイトなんだろうけど……なんというか……私、怒るに怒れない、よね? なっちんの知り合いのゲイバーで、雑用のバイトで入ったはずだったのに、ママさんに気に入られた上、ホステスにされて……しかも、将来のスカウトまでされたなんて。さらに、かなり人気があったなんて………。尽、そっちの方はノン気の人だからねぇ……むしろ、女の子大好きだし。 うう〜ん………複雑だけれど、それもこれも私の為だったみたいだし、尽本人も、その時の事を悪夢のごとくに感じているみたいだから……蒸し返すのは止めといてあげよう。 ちなみに、女装尽の写真は、こっそりなっちんから回してもらって、大事にしまってあるんだけど……それは、尽には内緒。 でもって、メールにてなっちん曰く『尽は、ホステスよりもホストって感じだよね! 晴れて18になったら、ホストのバイトさせなよ! 絶対、すげぇ稼いでくるから!!』 ……ホストって……ホストって………………ううっ、否定、できないわ……とっても似合いそう……。 でも……やっぱり、嫌だな。尽が、他の女の人をちやほやするのは。考えただけで、胸が痛くなっちゃう。 尽が、好き……だから……やっぱり、私だけの尽でいて欲しい、な。 プレゼントなんていらないから、ただ、傍にいて欲しい……どんな時も、傍にいたい。 姉弟なのに、それって、ちょっと贅沢な感情かも、ね。 でも……本当に、そう思う。 ずっと、ずっと、傍にいたい、って。 幸福だけじゃなくて、嫉妬も、独占欲も、それさえも、全部、恋の感情。 ―――そう理解できるくらい、私だって、成長してるんだからねっ。えへん。 私が恋を自覚したクリスマスは終わり……慌しさが途切れる事なく、お正月はやってくる。 私は、お正月はとっても嬉しいものだけれど、尽は不満そう。 仕事がお休みの両親が、しばらく家にいるから……って、家族なんだから、当たり前でしょう! え? でも、私とラブラブする時間がなくなるから……って、もぉ、ばかっ! あ、でも、ちょっと待って。お正月に、今年はおじいちゃんのお家行く話になってなかった? え? 尽、聞いてない? おじいちゃん、あんまり体調よくないから、今年は久しぶりに帰ろうか、って。 え? 父さん達だけじゃないのか、って? 私達も行くのよ! ほら、準備して、準備。 久々に、おじいちゃんちにゴー! 尽、尽ってば! なんで、そう、あからさまにがっかりしてるのぉ!? いいじゃない、おじいちゃん家も! おもち、食べ放題だよ? おせちもおいしいよ? うん? 私、鈍いって……? そんなの、今更言われなくても自覚してるもんっ! ……って、なんで、そこで頭抱えるのぉ!? その、呆れ果てた態度は何!? 尽ぃ!? 尽ってば!? おお〜い? 尽〜〜〜??? おわり |
<言い訳とか>
クリスマスを大幅に回って、クリスマス3部作終了。
ラブラブです。
この最後の部分、予定より長くなりました。
このねえちゃん……確か、一流大学だったはずだよねぇ……
本当かな?(苦笑)
尽の女装姿……多分、かなりの美人になるのではなかろうかと。
美形男子の女装はいいですな〜(笑)。
で、お正月に続くような……でも、正月中にはUP
できそうもない気が……(^^;)。