【基本人物紹介】※()内年齢はストーリー開始時点のものです

○鳥貝春海・とりがいはるみ(18)
 この春東京のTK大の工学部に現役合格した努力家の理系女子。幼い頃にN県の今の両親の元に養子に入り、血縁の兄がいる事をこの春まで知らずに過ごした。しかし、兄・夏目は難病によって既に亡き人となっており、その遺志を汲んだ夏目の親友たちに迎えられ、S区にある洋館に寮住まいする事となった。寮生5人の紅一点。寮生ではないけれど、夏目の弟として育った百合子(苗字)と交際中?

◆百合子千里・ゆりこゆきさと(19)
 TK大工学部2年生。入試試験で過去最高得点をたたき出すほどの秀才。頭の良い人間にありがちな、変人。基本両刀使い。現在ノーマル、春海まっしぐら。細身でととのった顔立ちをしている。K県K市の産婦人科病院の長子として生まれるが、本人に跡を継ぐ気はなく、両親も既に息子の性格を把握しているので、好きにさせている模様。その気になれば東京理Vにも受かっただろうが、当然その気はさらさらなく、エピキュリアンゆえ己の快楽を優先した結果、現大学に進む。兄と慕っていた夏目の死によって絶望の淵に立たされるが、夏目の妹の春海によって救われる。

◆多飛本史司・たびもとちかし(22)
 TK大工学部、この春から院に進む。夏目の小学校時代からの親友。見た目は実年齢よりもずいぶん落ち着いて見える。左手薬指に嵌められた指輪は・・・・・・? 最年長者のせいか、主に説明係。

◆安羅・やすら(21)
 TK大4年生。母親が百合子の実家の産婦人科で看護婦をしていた縁で夏目たちと親友になる。彫りの深い顔立ちで、色が薄く少しくせのある髪を肩まで伸ばしている。ハーフのような容姿(外国人の血は入っていないらしい)。縁なしめがね着用。何でも受け入れ、何でも許すタイプ。あるいは、来るもの拒まず、去るもの追わず。ゆえに、TK大史上最悪の女たらし。

◆時屋・ときや(21)
 TK大理学部3年生。別の大学の哲学科に1年在籍したあと、TK大に移る。安羅同様、母親が百合子の実家の産婦人科で看護婦をしていた。黒フチお洒落めがね、片方の耳にイヤーカフ。遊び人。怪しげな夜のアルバイトをしている。

◆白熊・はぐま(20)
 TK大理学部3年生。百合子と同じ学校出身の先輩。実家は関西だが、目指す進路の為に中学の頃から関東で暮らす。現在皆で暮らす洋館は、白熊の家の持ち物。見た目はふっくら、雰囲気も穏やか。癒し系? でも、話をまぜっかえすのが好きらしい。

◆鈴木夏目・すずきなつめ[故人](享年21・生きていれば22)
 TK大工学部在学中、骨髄移植の必要な難病が発症する。適合HLAの可能性を持つのが生き別れの妹の春海だけとなった時、当時受験生の春海の事を想って自分の存在を知らせないよう配慮した。春海が受験を終えた後に会うつもりだったが、その機会を待たずに亡くなる。誰からも好かれる人間。百合子の兄的存在。


○美羽子(30代後半)
 鳥貝の実母。年齢より随分と若く見える。17歳の時に夏目を身ごもり、父親のいないまま出産。その際に百合子の両親に拾われて、長らく百合子の病院で働いていた。夏目と鳥貝の父親とは着かず離れずの関係で入籍しないまま、十年ほどまえに死別。現在は、夏目の恩師でもあった坂井と付き合いをしている。

○ミス・ノーラ(3歳?)
 寮に住み着いたメスネコ。夏目存命の折、寮の庭に遊びに来ていたのがいつの間にか居つくようになり、夏目に特に懐いていた。夏目の死後、一年近く姿をくらますが、一周忌の後に再び姿を現す。鳥貝の部屋の同居猫。初夏に子猫を3匹出産。ちなみに、命名は百合子。