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さぁ、おいで


イラスト提供:ひなた様


以下の文責:とむねこ
 日が落ち、灯りが入る。
 不思議の街に、“朝”が訪れる。

 初めてこの街に迷い込んだ私を、血相を変えて逃がしてくれたハク。

 でも、今は手を差し伸べてくれる。

「さぁ、おいで」

 満面の笑みで。

 だって、もう、逃げる必要はない。

 私はあなたと共に、ここにいるから。
 ずっと、ここに……あなたの傍にいるから。

 差し伸べられた暖かな手の温もりを求めて、私もそっと手を伸ばす。

 暖かな手。
 繊細なほどに細くて綺麗だれど……私よりずっと大きくて、頼りになる、手。

 ハクに手を引かれ、私はゆっくり石段を登る。

 走らない、慌てない……繋いだ手の温もりを、少しでも長く実感していたい。

 隣のハクがどんな表情をしているのか気になって顔を上げると……じっと私を見つめていた。

 なんだか、恥かしくて、でもとても嬉しくて、繋いだ手に力を込めた。

「千尋……もう少し、ゆっくり歩こう。まだ、時間は早いよ」

 言って、ハクも手を握り返してくれた。

 明日も、明後日も、ハクの傍にいられる。

 ずっと、ずっと……。

 そして、きっといつも、こうやって手を差し伸べてくれるの。

 瞳を細めて、にっこり笑って……「さぁ、おいで」って。


思いっきり勝手に、ストーリでっち上げました(笑)。

ひなたちゃん、ありがと〜(><)。
また、煩悩が先走って、どうしようもなくなったら(笑)
是非、また送ってやってください。
とぉっても、潤わせていただきました。テヘッ。